風邪
風邪は微生物が喉や鼻に感染することにより起こり、発熱、咳、咽頭痛、鼻水、全身の関節痛・筋肉痛、寒気などの症状が現れます。
原因の多くがウイルスによるもので、他にも細菌やマイコプラズマなどもあります。風邪の原因ウイルスは非常に多くの種類が存在し、毎年変異しているため特効薬は存在しません。そのため治療は対症療法が中心となり、発熱に対しては解熱剤、咽頭痛に対しては痛み止め、咳に対しては咳止めを使用し経過を見ます。水分や食事が取れない場合は、点滴をすることもあります。
インフルエンザ
インフルエンザは主に冬に流行しますが、夏や秋に局所的な流行を起こすこともあります。インフルエンザウイルスに感染し、潜伏期間1〜5日を経て発症します。突然38℃以上の高熱が出ることが多く、一般の風邪と比較すると筋肉痛や関節痛、頭痛、全身のだるさなどの症状が強く現れます。気管支炎や肺炎を起こすことが多く、合併症で脳炎を起こすこともありますので、早めに受診することが大切です。
発症早期に治療を開始することが望ましいため、インフルエンザを疑う症状がある場合は早めに受診してください。毎年、早めに予防接種を受けておくことが発症や重症化の予防に有効です。
胃腸炎
胃腸炎は、主にウイルスが胃や腸に感染して、下痢・吐き気・嘔吐・腹痛などを起こす状態です。ノロウイルスやロタウイルスなどが原因となることが多く、冬場に多く発生します。ウイルス性胃腸炎であれば、こまめに水分を補給し様子を見ていると、1〜3日程度で症状が改善してくることがほとんどです。
細菌による胃腸炎を起こすこともあり、その場合は高熱や激しい腹痛、嘔吐、下痢が現れ、場合によっては血便を伴います。細菌による胃腸炎の場合は、抗生物質の投与や入院による点滴治療が必要となることがあります。
生活習慣病
生活習慣病には、高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などがあります。これらは、無症状のうちに病気が進行し、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。原因には、遺伝的な要素に加えて過剰な塩分摂取、肥満、喫煙・飲酒、運動不足、ストレスといった生活習慣が関わっています。
高血圧
血圧が高い状態が続く病気です。血管壁に高い圧力が常にかかるため、動脈硬化を進行させて心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクが上昇します。診察室の血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上で高血圧と診断します。
軽度であれば食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を目指し、それでも血圧が高い状態が続く場合、降圧薬を使用して血圧を下げます。
糖尿病
糖尿病は血液中のブドウ糖が多い状態が続く疾患です。膵臓から分泌されるインスリンは血糖値をコントロールしていますが、インスリンの分泌量が不足する、または働きが弱くなると糖尿病を発症します。
初期は自覚症状がほとんどありませんが、高血糖状態が長く続くと、目・腎臓・神経など全身の様々な臓器に障害をもたらします。食生活や運動などの生活習慣の見直しとともに、必要に応じて薬での治療を開始します。
脂質異常症(高脂血症)
血液に含まれるコレステロールや脂質が多い状態が脂質異常症です。遺伝的な要因に加えて、食べ過ぎ、運動不足、喫煙・飲酒といった生活習慣の影響を受けて発症し、将来的に心筋梗塞や脳梗塞になるリスクを高めます。生活習慣の改善とともに、状況に応じて薬物による治療を行います。
高尿酸血症(痛風)
血液中の尿酸濃度が高い状態を高尿酸血症と言い、足の関節などに炎症による激しい痛みを感じることを痛風(発作)と呼びます。遺伝的に尿酸が高くなる体質に加えて、不適切な食生活を送ることで発症します。尿酸値を急に下げると痛風発作を引き起こすこともあるので、薬物治療を開始する場合は、徐々に尿酸値を下げていきます。
骨粗鬆症
骨がもろくなって骨折しやすくなる疾患で、ちょっとバランスを崩した程度で骨折し、寝たきりになるケースもあります。早い時期から、カルシウムやビタミンK・Dといった栄養素を積極的にとり、習慣的に運動するといった骨を強くする生活習慣を身に付け、予防を心がけましょう。
